(一社)東京都建築士事務所協会
港支部 支部⾧ 吉田潤
港支部は建築士法で定められた「建築士事務所」を会員とする法定団体である「一般社団法人東京都建築士事務所協会」のうち主に港区を拠点として活動する会員で構成されています。
私たちは東京都建築士事務所協会が目的とする「建築設計・工事監理などの業務の進歩・改善と建築士事務所の健全な発展を図り、建築文化の向上」を、港区の目指す「うるおいある国際生活都市」としての街づくりへの貢献を通し、建築の専門組織として活動しています。
会員事務所は設計の組織事務所から意匠・構造・設備をはじめとした専門事務所など、多岐にわたる建築設計に関わる建築士事務所が参加しており、協力会員は建築材料メーカーやサービス業など多彩な関連企業で構成されています。
支部活動としては、近年複雑化している建築士事務所の経営や設計監理業務に必要とされる情報や技術について、会員同士ならびに(一社)東京都建築士事務所協会本部や第1ブロック(千代田、港、中央、新宿)の4支部をはじめとした各支部、港区行政ならびに関連団体との情報交換や技術交流のプラットフォームとしての機能を充実し、港区建築行政への協力、地域への貢献活動や会員への情報発信が出来るよう活動の活性化を目指しています。
現在、約20名の役員・委員で総務、会計、情報、会員、研修、事業を分担し、会員の情報収集、情報交換、技術力向上のための研修見学会、講演会、協力会員セミナーなどの企画・運営、港区との連携による行政懇談会での建築行政担当者による講演会の開催、地域や建築行政への貢献活動として区民まつりでの「建築無料相談会」や「専門家相談」員の派遣、正会員で構成される(一社)港区建築設計事務所協会を通しての区有施設の維持保全のための定期点検調査や「木造住宅の無料耐震診断」など建築行政への実務的な協力、さらにはアンコールワット遺跡保存活動への30年にわたる継続的な協力などの文化活動を行っています。
これからの港支部
これからの支部活動として、昨今世界的な課題となっている持続可能な社会を目的とした「SDGs」における「住み続けられるまちづくり」や「省エネルギー法改正」などを通した地球温暖化への対応、「コンプライアンス」の理念に基づく「建築士法」の順守や公正・公平な業務への取り組み、多様化するニーズへの対応、情報のデジタル化への対応やさらには港区が目標とする「災害に強く、安全・安心で快適に過ごせるまちづくり」への協力など、社会的な責任を負う建築士事務所の組織として、会員ならびに関係者の皆様のご理解とご協力のもと、支部ならびに会員事務所の発展を目指すと共に、地域社会や建築行政から評価・信頼される活動を進めていきたいと思います。